ロッテには和製大砲がいない、ホームランを打てる選手がいないと言われ続けて何年になるでしょうか。大松選手が打てなくなった2011年以降ずっと言われ続けているような気がします。
その大砲不足の解消を期待されているのが、12球団の日本人最重量の114㎏を誇る幕張のアジャこと井上晴哉選手です!
新人の年のオープン戦の時からメディアからの注目を集めていた割には、毎年シーズン前にファンの期待を集めておいて1軍の公式戦では結果を残せず、「オープン戦専用機」や「2軍の帝王」なんていう不名誉なあだ名までつけられていました。
しかし、井口監督変わった2018年シーズンは開幕から4番での起用を明言され打率は物足りないものの54試合でチームトップタイの7本のホームランを放っています。
昨年までが通算でも4本だったことを考えると飛躍と言えるでしょう。
今回は井上晴哉選手のこれまでの経歴や成績や、豪快なホームランなどを紹介していきたいと思います。
井上選手のプロフィール
名前:井上 晴哉(いのうえ せいや)
生年月日:1989年7月3日
年齢:28歳
身長:180cm
体重:114kg
出身地:広島県広島市東区
出身高校:崇徳高等学校
ポジション:一塁手
ドラフト:2013年ドラフト5位
年俸:1350万(2018年)
右投げ右打ち
「井上晴也」と間違って検索される方が多いみたいですが、正しくは「井上晴哉」です。覚えて行ってくださいねw
広島県の出身ということで井上選手は家族全員カープファンで、子供の時から毎週のようにカープ戦を観戦しに行ってたそうです。
身長180cmに体重114kgと野球選手離れした体格ですねΣ( ̄□ ̄|||)
関取とはいかないまでも幕下あたりで相撲とってそうですw
プロ入り前までの経歴
今も身体が大きい井上選手ですが、何と産まれた時の体重は5200gもあったそうです!私は2800gでしたから倍近くありますねw
ちなみに、ハーフなんではないかという噂もありますがハーフではありません。
3歳の頃から野球を始め、小学生の時は軟式野球をやっていたそうです。高校は地元の広島市にある崇徳高等学校に入学し、高校通算31本塁打を放ちました。夏の最高成績は2年生のときで、県予選において吉川光夫(現巨人)や野村祐輔(現カープ)、小林誠司(現巨人)らを擁する広陵高校相手に勝利しますが決勝で惜しくも敗れ準優勝で甲子園に出場することはできませんでした。
大学は中央大学に進学し2年秋には首位打者を取るなど活躍し、3年の時には大学日本代表にも選ばれました。卒業後はプロには進まず社会人野球に進みました。
社会人野球では強豪チームの日本生命でプレーし、1年目から日本選手権で5割を超える打率を残す活躍をしました。
話がそれますが、井上選手の登場曲は1年目からずっと日本生命のCM曲のゆずが歌ってる「with you」ですよね。ずっと変えないでいるとこに前のチームに対する感謝のような思いが感じられます。
二年目からはチームの4番を任されるようになり、日本代表にも選出され東アジア競技大会では4割超えの打率で金メダルに貢献。その年の社会人野球の一塁手部門のベストナインも獲得しました。
ドラフトではロッテから5位で指名され入団に至りました。当時、ドラフトで指名されるまで井上選手のことを知らなかったので、指名速報で選手の詳細を見た時に体重で「114kg Σ(・□・;)」とびっくりしたのを覚えていますw
背番号は「44」で契約金は5000万円の年俸は1500万。
プロ入り後の経歴
2014年
新人ながらオープン戦から打棒が爆破し、2本塁打とオープン戦の首位打者を獲得。その活躍から開幕戦の4番に抜擢されるも、開幕後は成績が低迷し5月の初めには2軍に降格となってしまった。
2軍のオールスターゲームと呼ばれる若手中心のフレッシュオールスターゲームに出場し2本塁打を放ったことからMVPを獲得しました。
1軍 36試合 95打数 20安打 2本塁打 7打点 6四球 23三振 0盗塁 打率.211 出塁率.269 長打率.316
2軍 58試合 212打数 80安打 14本塁打 46打点 18四球 29三振 0盗塁 打率.377 出塁率.427 長打率.627
2015年
昨年のルーキーイヤーは期待が大きかったものの活躍できなかったので、プロ2年目の今季は活躍したいところだったが1軍ではチャンスをつかめずに出場機会も少ししか与えられなかった。
1軍 5試合 11打数 2安打 0本塁打 0打点 1四球 1三振 0盗塁 打率.182 出塁率.250 長打率.182
2軍 54試合 167打数 54安打 7本塁打 40打点 29四球 32三振 0盗塁 打率.323 出塁率.422 長打率.503
2016年
開幕戦からスタメンで出場し大谷翔平選手からタイムリーを打つ活躍を見せるが調子は徐々に落ちていき4月の終わりには2軍に降格。
2軍ではサイクルヒットを達成するなどの活躍を見せ、イースタンリーグの首位打者を獲得しました。このころからですね2軍の帝王と呼ばれるようになったのはw
それにしてもよくサイクルヒットを達成できましたね。井上選手の3塁打ってかなり希少だと思うんですが、それがこういう状況で出せるというのはなにか持ってるという感じがします。
1軍 35試合 99打数 23安打 2本塁打 16打点 5四球 19三振 0盗塁 打率.232 出塁率.290 長打率.343
2軍 69試合 240打数 82安打 15本塁打 50打点 23四球 47三振 1盗塁 打率.342 出塁率.412 長打率.617
2017年
昨年までDHで4番を任されていたデスパイネ選手がソフトバンクに移籍してしまい、チームにとっては危機的状況でしたが井上選手にとっては大チャンス到来と言っていいでしょう。
しかし、開幕1軍からまたもや春先で失速というパターンで2軍に降格。その後は1軍に呼び戻されるも怪我のアクシデントもあり、まさかの0ホームランという結果に終わってしまった。
1軍 35試合 113打数 26安打 0本塁打 11打点 5四球 26三振 0盗塁 打率.230 出塁率.269 長打率.292
2軍 51試合 120打数 35安打 7本塁打 21打点 19四球 17三振 0盗塁 打率.292 出塁率.394 長打率.517
2018年
年齢や成績的にもそろそろ戦力外の烙印を押されてもおかしくない勝負の年。
この年から就任した井口監督の下で2014年以来の開幕4番に抜擢され、6月22日までに7本のホームランを放っています。
1軍 54試合 188打数 46安打 7本塁打 35打点 18四球 41三振 1盗塁 打率.245 出塁率.306 長打率.404(6月22日まで)
2軍 3試合 10打数 7安打 1本塁打 8打点 0四球 1三振 0盗塁 打率.700 出塁率.700 長打率1.100
通算成績 165試合 506打数 117安打 11本塁打 69打点 35四球 110三振 1盗塁 打率.231 出塁率.287 長打率.346(6月22日まで)
「アジャ井上」のあだ名の由来は?
これは井上選手が女子プロレスラーのアジャコングさんに顔が似ているからですねw
⇩こちらがアジャコングさんです。
どうでしょう?似ているでしょうか?w
性別は違いますがなんとなく私は似ていると思いますw
井上選手の豪快なホームラン動画
井上選手と言ったらやっぱりその恵まれた体格を活かしたホームランでしょう!
ロッテの選手の中ではずば抜けたパワーがありますよね!
右方向にも大きな当たりが打てるのは魅力的ですねー
まとめ
ロッテは昨年のドラフトで未来の主砲となるであろう安田選手を獲得しましたし、同じくドラフト1位で若くファンの期待の大きい平沢選手がいます。
その二人に対する期待も大きいですが二人とも左打者なので、右打者の井上選手が育った二人を支えるようにクリーンナップの中心を担ってくれたら・・・と妄想してしまいますw
そのためにも残りの2018年シーズンで活躍して、ロッテの生え抜きの選手では2009年のサブロー選手以来出ていないシーズン20本塁打を達成してほしいです!