ジバクアリの爆発の仕組みはどうなっているの?

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Wikipediaより引用

この記事を見ている方の中でアリという生物を見たことがないという人は、おそらくいないでしょう。

そのぐらい人々にとって身近な生き物であるアリですが、地球全体でどれぐらいの種類のアリが存在すると思いますか?

世界では1万種以上、日本だけでも280種以上が存在していると言われています。

そんな数多くの種類があるアリですが、世界には不思議な生態を持つ面白いアリがいろいろいます。

その中で今回紹介するのは、「ジバクアリ」です。名前の通り自爆します。自らが敵に襲われるなどして窮地に陥った際に、自らの命と引き換えに爆発を起こし敵を道ずれにしようとする蟻です。

人気漫画テラフォーマーズではミッシェル・K・デイヴスがジバクアリを手術ベースとしていています。

漫画テラフォーマーズより引用

ミッシェルは父にバグズ2号の艦長のドナテロ・K・デイヴスを持ち、ジバクアリのほかにも「パラポネラ」という別の蟻の能力も先天的に受け継いでいます。2つの能力を持つため女性ながら高い戦闘力があり、アネックス1号の副館長と日米合同第2班の班長を務めている。

ということで、今回はジバクアリの生態や爆発の仕組みについて紹介していきたいと思います。

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ジバクアリの生態

ハチ目・アリ科・ヤマアリ亜科・オオアリ属に分類される。

ジバクアリは別名で「バクダンオオアリ」や日本が太平洋戦争の時に飛行機ごと敵に突っ込む自爆攻撃のために編成された隊である神風特攻隊に由来して、「神風アリ」とも呼ばれている。

ちなみに、ジバクアリという名称は通称であり、正式な和名は決まっていないそうだ。

1974年にマレーシアで発見され、現在はマレーシアとブルネイでの生息が確認されています。

体長はおよそ5mmほどになります。

自爆蟻の爆発の仕組み

自爆蟻の働きアリは敵に抑え込まれたり、取り囲まれたりするなどして襲われた時に自爆をします。

蟻は社会性を持った昆虫なので、自分たちの巣の危険となる敵となれば、働きアリは自分の命を捨ててでもその敵を排除しようということですね。

なんか仲間の為なら自らの死をも厭わない自己犠牲の精神のようで勇ましいとも思えますが、なんとなく切なくもありますね・・・

自爆の仕組みは腹筋を収縮することによって、ほかの蟻と比べるとかなり大きい大顎線を爆発させます。

大顎線にはのり状で粘着性のある分泌液が蓄えられており、自爆すると同時に大顎線から分泌液が敵に降りかかり、爆発に巻き込まれた敵は身動きが取りにくくなってしまいます。

もちろん自爆なので、この自爆を使ったジバクアリは死んでしまいます。

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分泌液には毒も入ってるよ

ジバクアリの分泌液には毒が含まれています

分泌液の色は季節によって変化し、乾季は淡い黄色で雨季は明るい白色に変化するそうです。

毒の成分はアルコール、脂肪族炭化水素、ポリアセテートなどで構成されています。腐敗性と刺激臭があり、毒がかかれば粘着性によって身動きが取りにくいうえにこの毒で苦しむことになります。

まとめ

ジバクアリを襲う敵からしたら大きさにもよるとは思いますが、捕まえるか食べようと思ったら爆発するなんて恐ろしくてたまったもんじゃありませんね。

蟻のようなカースト制の社会で生きるものが、体の小さい弱者でも自らよりも強い敵に立ち向かうために、進化のうちで身に着けた戦い方みたいなものですかね。

生息地がかなり限定されていて実際に見るようなことはないでしょうが、自爆するところみたいなー。TVとかで特集やってほしい(笑)

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