2018年の7月26日に北海道日本ハムファイターズの岡大海選手と千葉ロッテマリーンズの藤岡貴裕選手の交換トレードが成立しました!
7月いっぱいまでがトレードの期限だったので、ぎりぎりでの成立ですね。
個人的には藤岡選手がロッテの中でも1,2を争うほど、好きな選手だったので結構ショックでした。
ドラフトの目玉であった藤岡選手が不人気球団のロッテに抽選で引かれ、世間ではロッテかよ・・・、入団拒否か?という雰囲気になるなか、号泣して喜んでくれたのは今でも覚えています。
ただ、荻野選手の離脱もあり外野の選手層が薄くなっていたので、理解できるトレードではあります。
若い外野手も不足傾向にあったので、将来を見据えての戦力補強にもなるでしょう。
今回は日ハムからトレードでロッテに加入した岡大海選手について紹介していきたいと思います。
岡選手のプロフィール
名前:岡 大海(おか ひろみ)
生年月日:1991年7月15日
年齢:27歳
身長:185cm
体重:80kg
出身地:岡山県倉敷市
出身高校:岡山県倉敷商業高等学校
ポジション:外野手
ドラフト:2013年ドラフト3位
年俸:2000万
右投げ右打ち
岡大海という名前はテニス漫画「エースをねらえ」の主人公である「岡ひろみ」と名前の読みが一緒ですよね。
名付ける親がエースをねらえのファンで主人公と同じ名前を付けたのかと思ってしまいますが、偶然同じ読みになっただけで特に意識はしてなかったそうです。
大卒5年目の27歳とまだ若いですね。
身長は185cmと大型選手です。ロッテの日本人野手のの中では安田選手に次いで2番目の大きさとなります。
1軍ではあまり結果を残せてはいませんが、身長も高くパワーもあり、足が速いのでポテンシャルには期待できますね!
プロ入り前の経歴
小学1年生の時から野球を始めたそうです。
高校は地元の岡山県倉敷市にある倉敷商業学校に進学しました。
2年生の時と3年生の時に夏の甲子園への出場を果たし、投手として活躍しました。
大学は東京六大学リーグに所属している、明治大学に進学をしました。
高校の時から投打ともに結果を残していたため、大学でも投手と外野手の二刀流で活躍しました。
高校生までは二刀流は普通ですが、大学に行っても二刀流を続けるのは珍しいですよね!
3年生の時には投手として152㎞を記録しましたが、4年生の時からはプロ入りに向けて打者に専念することになりました。
大学ナンバー1外野手として挑んだ2013年ドラフトでは日本ハムから3位指名を受けて入団が決まりました。
背番号は「31」で契約金は6000万の年俸は840万となりました。
プロ入り後の経歴
2014年
開幕一軍でスタートするも、結果が出ず4月中旬には二軍落ちに。
5月に二軍戦でベースを踏んだ際に脚を負傷し、左足裏靱帯断裂・左足リスフラン関節脱臼骨折となってしまい、残りのシーズンをすべて棒に振ってしまいました。
1軍 15試合 35打数 4安打 0本塁打 0打点 3四球 8三振 1盗塁 1盗塁刺 打率.114 出塁率.184 長打率.114
2軍 7試合 26打数 11安打 0本塁打 5打点 1四球 2三振 0盗塁 3盗塁刺 打率.423 出塁率.464 長打率.462
2015年
昨年の怪我から復帰し、プロ二年目で100試合出場を達成。
プロ初ホームランにリーグ4位の18盗塁を記録しました。
1軍 101試合 259打数 61安打 4本塁打 26打点 17四球 64三振 18盗塁 3盗塁刺 打率.236 出塁率.299 長打率.336
2軍 13試合 41打数 8安打 1本塁打 2打点 7四球 7三振 3盗塁 0盗塁刺 打率.195 出塁率.313 長打率.366
2016年
2度怪我で離脱するも打撃で見違えるような成長を遂げ、勝負強い打撃でチームの勝利に貢献しました。
クライマックスシリーズ・日本シリーズでも活躍し、チームの日本一に貢献しました。
1軍 41試合 131打数 49安打 2本塁打 12打点 15四球 27三振 9盗塁 1盗塁刺 打率.374 出塁率.450 長打率.473
2軍 20試合 44打数 12安打 3本塁打 5打点 5四球 12三振 1盗塁 0盗塁刺 打率.273 出塁率.385 長打率.568
2017年
オフの契約更新で背番号を「31」から「18」に変更。
18番はエースピッチャーが付けるのが定番ですが、エースをねらえの主人公と名前が同読みであるというネタ要素から、エースナンバーの背番号への変更に至りました。
昨年の絶好調から打って変わって絶不調に、理由はわかりませんが四球の少なさが気になりますね。
1軍 60試合 124打数 21安打 0本塁打 7打点 4四球 34三振 6盗塁 2盗塁刺 打率.169 出塁率.194 長打率.218
2軍 48試合 177打数 46安打 8本塁打 25打点 20四球 52三振 18盗塁 4盗塁刺 打率.260 出塁率.362 長打率.441
2018年
二軍では好成績を残すも、昨年に引き続き一軍では結果を残せず。
7月26日にロッテの藤岡貴裕選手との交換トレードが成立しました。
背番号は日ハム時代の「18」から「39」へと変更することになりました。
1軍 28試合 52打数 8安打 0本塁打 7打点 4四球 12三振 5盗塁 0盗塁刺 打率.154 出塁率.241 長打率.212(7月27日まで)
2軍 26試合 82打数 27安打 1本塁打 6打点 11四球 23三振 6盗塁 4盗塁刺 打率.329 出塁率.429 長打率.463(7月27日まで)
死球で乱闘騒ぎ常連犯!?素行・性格が悪い?
この岡選手なのですが、過去に乱闘未遂を何度か起こしています。
こちらは大学4年生の時に日米大学野球に日本代表として出場した時に起こったものです
そして、こちらは結構覚えてる方も多いとは思う日本シリーズに起こった時のものです。
両方とも国際試合と日本シリーズと大舞台でのことです。
大舞台になると気持ちが高ぶって興奮してしまうんでしょうね。
デッドボールは完全に打者が被害者側で一方的に痛みを受けるので、イラッ!っとくるのはわからないこともないですが、見てる方としてはあまり心象はよくないです。
闘志を前面に出すことも必要ではありますが、素行や性格がよくないんじゃないか、元ヤンキーだったのかとか考えてしまう人もいますよね。
気になったので日ハムファンの方々の評判を見てみたところ、日頃の性格は温厚で天然な性格をしているそうです。
日頃、温厚な性格を自覚しているからこそ、相手に気持ちで負けないためにわざと感情を表に出しているのかもしれませんね。
トレードが決まった時の日ハムファンの方々の反応を見ても、ファンにとても愛されてる選手ということを凄く感じました。
日頃から素行や性格が悪くファンに対して冷たかったら、こんなにもファンに愛されることはないと思うので、性格面に関しての心配はいらないと思います。
トレードの思惑は?
ロッテ側の思惑
最初の方にも書いた通り、荻野選手の怪我での離脱が大きかったですね。
トレード成立が期限ぎりぎりなとこからも、急遽成立したトレードだったことが伺えます。
荻野選手の離脱により脚が使えてセンターのできる外野手の座が空いてしまい、そこにピタッとはまるのが岡選手だったということでしょう。
左腕が不足しているロッテが藤岡選手を出した根拠が微妙ですが、中継ぎとして藤岡選手を使いたいというチーム事情と、先発で投げることを希望していた藤岡選手との乖離が原因かもしれませんね。
日ハム側の思惑
先発・リリーフともに左腕が不足していることから、このトレードに乗り出したと思われます。
日ハムのトレードは大田選手のような、ポテンシャル重視の補強をするイメージがあるので、元三球団競合投手である藤岡選手に白羽の矢が立ったのではないでしょうか。
岡選手を出した理由としては出場機会が与えられないことがまずあると思います。
日ハムの外野の選手層は、近藤選手に西川選手に大田選手と埋まっており、控えにも松本選手にアルシア選手、若手有望株も清宮選手に浅間選手とかなり豊富です。
これだけそろっていれば、トレードの玉としてまだ若くピークを過ぎていない岡選手を使うのも納得がいきますね。
岡選手の打撃動画
岡選手がプロ初ホームランを打った時の動画です。
動画を見てから気が付きましたが、ホームランを打たれたロッテの投手がトレード相手の藤岡選手ですねw
いやー、プロに入って初めてホームランを打った投手とトレードされるなんて、なんか縁があるというか複雑ですね。
ホームランの弾道とか打球のスピードがなんとなく中村奨吾選手に似ている感じがしますね。
前述の成績でわかる通り三振が比較的多めですが、当たればスタンド中段まで軽く持っていけるパワーがありますね!
まとめ
身体能力が高く走攻守において可能性が感じられ、ロッテの選手で言うと中村選手や加藤選手と近いタイプと言えるでしょう。
ポテンシャルが高出家に殻を破ってブレイクすることができれば、かなりの活躍を期待してしまいます。
トレード加入ということで、前のチームへの未練や環境が変わることでの不安などいろいろ大変でしょうが、心機一転生まれ変わったような気持ちで頑張ってほしいですね。