電気ウナギはどうやって体内で発電しているのか仕組みを解説!

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Wikipediaより引用

電気ウナギの名前は、知らない人がいないくらい有名だと思います。

テレビでよく危険生物などとして紹介されていて、発電して電気で攻撃するということぐらいは皆さん知っているでしょう。

しかし、電気ウナギがどれほど発電しているのかなぜあれだけの電気を作れるのか電気ウナギ自身はなぜ電気が平気なのか、知っている方は多くはないでしょう。

人気漫画テラフォーマーズでは、アドルフ・ラインハルトが電気ウナギを手術ベースとしています。

漫画テラフォーマーズより引用

アドルフはテラフォーマーズの中でも1番と言っていいほど女性人気が高く、男女問わずとも人気は1.2を争うキャラクターです。

電気ウナギ自体の女性人気は低そうですが(笑)

今回はそんな電気ウナギについて、紹介していきたいと思います

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電気ウナギの生態

電気ウナギは電気ウナギ目・ギュムノートゥス科もしくは電気ウナギ科・電気ウナギ属に分類されます。体長は2m~2.5mほどです。

南米北部にあるアマゾン川とオリノコ川の水系の池や流れが緩やかな川などに生息している。

体形は丸太のような形で、頭は若干上下に長く、尾の部分は左右に平たくなっています。

主食は小さめの魚で、夜行性のため夜に活動をするそうです。

この水域のなかでの食物連鎖においては、1番上のくくりに入るそうです。

電気ウナギをたべようとするワニなどの生物もいるようですが、ご想像通り電気ショックで返り討ちです。

電気を活かした捕食方法

捕食をするときも電気を使用します。電気ウナギは視力があまり良くありませんが、弱い電場を作ることで暗かったり水の中が濁っていても、障害物や獲物の小魚を感知することができます。

また、電場で感知した獲物に近いて電気を起こすことによって、獲物を麻痺させてから捕食する。

魚なのに口呼吸が必要

電気ウナギは魚なんですが、水面から顔を出して口呼吸をします。

もちろん、魚なので鰓(エラ)もついているのですが、口呼吸をしないと魚なのに酸欠で溺死してしまいます。なんか面白いですね(笑)

これ↑一見、デメリットにみえますが、じつはそうとは限らないんです。

電気ウナギが生息するところは、きれいな水もあれば、淀んでいて水中内の酸素が少なく鰓呼吸をする魚たちは生存しにくい水もあります。

そんな酸素が乏しい水の中でも、電気ウナギは生存できます。なんとなく凄いですよね!

しかし、口呼吸ができるからといっても、人間などと同じように地上でも生存していられるかというとそうではありません。酸素を取り込むのは水面からだした口からですが、排出する二酸化炭素が多く含まれた空気は、鰓から排出する必要があるので、水から出て生活することはできません。

電気ウナギの発電の仕組み

生物に細胞には細胞膜と言われる細胞の表面を覆うものが存在します。この細胞膜の外側には細胞外液が内側には細胞内液が存在します。

細胞内液はカリウムイオン(プラスイオン)が多く含まれ、細胞外液はナトリウムイオン(プラスイオン)が多く含まれています。このイオンは細胞膜を隔てバランスを取っています。

しかし、刺激され、細胞が興奮状態になり細胞膜に変化が起こると、細胞外のナトリウムイオンが細部内に入り込み、細胞内の電圧が細胞外より高くなります。ここまでは人間も同じです。

電気ウナギは全長の3分の2ほどに「発電板」といわれる発電細胞があり、発電版は体の中で電池の直列つなぎのように並んでいるそうです。発電細胞は全部で約数千個あり、それに電気を起こすように脳から刺激を加えると、一斉に放電します。

まとめると、人間も電気ウナギも細胞に電気を発生させることはあるが、人間と電気ウナギでは細胞配列が違うということです。

一つの細胞の電圧は約0.15V(ボルト)ほどですが、すべての発電版を合わせると、600~800Vほどになります。このフルパワーの状況は1000分の1秒ほどしか保てないそうです。

また、何回でも電気を起こせるわけではなく、連続で放電すると疲労がたまり放電できなくなります。

その電圧って強いのかわからないっていう方も多いと思います。ほかの発電する生物と比べると、電気ナマズが約400~450Vで、シビレエイは70~80V、日本の家庭用の電力は100V です。なんとなく強いのがわかったでしょうか?ちなみに、生物界の中では、ナンバー1です。

ピカチュウは10万Vなんで全然かないませんね。あれをくらっても生きてられるサトシやロケット団はいったい何者なんだ・・・(笑)

電気ウナギにワニが噛みつき電気で反撃にあう映像です。

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電気ウナギ自身は感電しないの?

端的に言うと電気ウナギも感電しています

自身で放電したあとは、若干けいれんを起こすようです。

ただし、電気ウナギの内部は厚い脂肪で覆われており、体の重要な部分にはダメージがいかないそうです

脂肪が絶縁体(電気を通さない)とは知りませんでした・。・;

ちなみに、体脂肪率を計測するときはこの性質を活かして、体内に微弱な電流を流して計測しているそうですよ。

人間への影響

もし人間が電気ウナギの電気をくらってしまった場合、1発で死ぬことはあまりないそうですが、気絶や不整脈になることはあるそうです。

まとめ

電気ウナギは調べてみると、様々な特徴がありましたね!調べていて私も凄い勉強になった感じがします。

電気ウナギが自分の放出する電気で感電しない理由とか、ぜひ家族や友人なんかに話してみてください。鼻高優越感に浸れますよ!

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