パンチ力という言葉を聞くと皆さんはなにを思い浮かべますか?
ボクシングを思い浮かべる方が多いと思いますが、生物界にはボクサーのおよそ2倍のスピードのパンチを繰り出す生き物がいます。
しかも、体長は人間の手ほどの大きさでです。
その生物の名は・・・ 「モンハナシャコ」
名前の通りシャコの一種で海に生息しており、パンチのほかにも地球ナンバー1と言われている視力も持っています。
人気漫画テラフォーマーズでは、鬼塚慶次がモンハナシャコの手術を受けていますね。
彼はボクシングの元世界チャンピオンで作中では、1対1の戦闘で無類の強さを誇っています。
今回はモンハナシャコの生態や驚異的なパンチ力や視力を紹介していきます。
モンハナシャコの生態
モンハナシャコはシャコ目・ハナシャコ科に分類されます。体長は15cmほど。
生息地は西太平洋~インド洋で、東南アジアや台湾などの海域に生息する。日本でも相模湾よりも南の海では生息しているらしいですよ。
浅い海のサンゴ礁や砂の海底に穴を掘って、そこを巣として生活します。肉食で貝や甲殻類を主食とするそうで、ヤドカリなんかも食べるみたいです。
写真を見たらわかる通り、身体の色が青緑色や赤でほかのシャコと比べるととても派手になっています。
目は青くて丸くクリクリしており、見た目的には少し不気味な感じがしますね。人によってはかわいいーとか思う人もいるのでしょうが・・・
俗に言うキモかわいいってやつですかね・。・;
海のボクサー!驚異のパンチ力
冒頭でも紹介したとおり、パンチの威力がとにかくすごいです!
捕脚肢と言われる通常は体の前でたたまれている部分でパンチを繰り出します。
プロボクサーのパンチスピードがおよそ30km~50kmなのに対し、モンハナシャコのパンチスピードは80kmほどになるそうです。
この80kmっていうのも水中の水の抵抗がある状況でですからね。地上だったらどれほど凄いのか想像がつかない・・・
まぁ、海の中の生き物なんで地上で行動することはないんですけど、、なんかロマンを感じてしまう!
このパンチを武器に貝の殻を割って捕食します。時速80㎞なんて貝にとっちゃたまったもんじゃないですね。
もちろん人がパンチをくらっても効くそうで、爪が割れたやダイバーの指を折ったなんて情報もあります。また、飼っている水槽を割ってしまうこともあるそうです。
モンハナシャコがアサリにシャコパンチを打つ映像です。ハサミが取れちゃったカニもいますね。痛そう・。・;
パンチの時に出る泡はシャコのパンチが速すぎるが故に、水が一瞬で沸騰するキャビテーションという現象が起こるからだそうです。
視力も凄い
パンチ力だけでなくモンハナシャコは視力も優れています。
人間は赤、青、緑の光の3原色によって色を識別するのですが、モンハナシャコに限らずシャコの場合は12原色で識別します。
そのため人間の10倍の色を識別できると言われていたが、新しい研究では12原色が見れるものの、色を識別できる数は大したことはないとの研究結果もででいるそうです。
他には、赤外線や紫外線がみることが可能だそうです。
シャコはほかの生物には見ることのできない「円偏光」を見ることができます。
詳しくは私の頭がショートしてしまう可能性があるので説明を省きますが、回転しながら進む円偏光が見分けられるため、水の揺れや反射で変化する光の動きがわかるそうです。
シャコの視力に関してはいまだに解明されておらず、研究途中なようです。
なんか凄すぎて全く理解できなかった・・・orz
まぁ、凄いということだけは伝わったと思うのでよしとしましょうか(笑)
まとめ
地球ナンバー1とも称される視力に15cmの小さな身体からは想像もつかないパンチ力。
以前、新江ノ島水族館に見に行ったことがあるのですが、記事を書いていてまた見に行きたくなりました(笑)
皆さんも1度見に行ってはどうでしょうか?餌の時間とかに見れば、運がよかったらシャコパンチが生で見れるかもしれませんよ。