ロッテの2018年ドラフト1位指名を予想!根尾?藤原?甲斐野?

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金足農業旋風で盛り上がった甲子園も終わり、ドラフトで注目される選手がハッキリしてきましたね。

プロ野球もプレーオフに向けた終盤戦に入っており、私が贔屓しているロッテは5位と少し厳しい順位になっています。

下位の方に沈んでいるチームのファンの方達は、もうすでに来年に向けて、チームの試合の結果よりも、期待の若手やドラフトに目が移っているのではないでしょうかw

私も、今からドラフトが楽しみで仕方ありませんw

さて、そこでロッテの1位指名は誰になるのか、ファンとしては気になるところですよね。

今年は高校生にいい選手がたくさんいるので、ファンの間でもいろいろ意見が分かれているようです。

ということで、今回はロッテのこれまでの成績や在籍選手から補強ポイントをあぶりだし、1位指名がどうなるか考察していきたいと思います。

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ロッテの弱点はどこ?

どこのポジションの選手を補強するのか

これを知るためには、まずチームのどこが「弱点」で選手が不足しているのか、これを分析してよく知る必要があると思います。

なので、まずはロッテの「弱点」を見つけていきたいと思います。

投手の補強ポイントはどこだ!左投手?先発?中継ぎ?

ロッテ公式Twitterより引用

まずは、投手から。

先発

先発で5試合以上に登板している7人をまとめてみました。

(以下、記載してある成績は9/1までのものです。)

  先発数 防御率
涌井 秀章(32) 18 5 3.90
石川 歩(30) 18 9 3.19
ボルシンガー(30) 19 13 2.56
酒居 知史(25) 13 2 5.97
二木康太(23) 11 3 2.84
有吉 優樹(27) 11 6 3.14
渡邉 啓太(24) 6 0 4.82

7人全員が右投手です。

先発投手なので、無理をしてまでも左を組み込む必要はないとおもいますが、左投手も組み込みたいところではありますね。

ボルシンガー選手と石川選手が二枚看板として、いい成績を残してます。

20代の選手たちも登板数は少ないですが、防御率をみるとそこそこの成績を残していますし、ここには出てないですが種市選手や佐々木選手ら来年以降ローテを争えそうな若手もいます。

先発投手に関しては、ドラ1で補強するような必要はあまりないと思います。

捕るとしても、左腕にしたいところですね。

中継ぎ・抑え

中継ぎ・抑えでの登板数が多い6人の成績です。

  登板数 防御率
益田 直也(28) 56 2 6 3.29
内 竜也(33) 51 3 4 3.81
松永 昂大(30) 49 2 2 1.87
大谷 智久(33) 41 0 3 5.40
南 昌輝(29) 35 2 2 3.00
田中 靖洋(31) 32 2 1 4.44

松永選手以外は全員右投手です。

先発同様、「左投手」が不足していますね。

中継ぎの場合は、左の強打者へのワンポイントで使いたい場面が多いですから、左投手を即戦力でも補強したいところです。

あと、松永選手は1点台で素晴らしいですが、他の選手たちの防御率と負けがひどすぎますね。

この6人だけで、18回も試合を落としています。

首位とのゲーム差が9月1日現在で14.5差ですから、この18回というのはかなり痛いですね。

しかも、2番目に防御率がいい南選手は、「黄色靱帯骨化症」という国指定の難病にかかってしまっており、選手生命すら危うい状態です。

復活を期待したいところですが、とても来年以降の戦力には数えることができません。

年齢も20代後半から30代と高齢化が進んでおり、即戦力・育成枠ともに補強は急務と言えるでしょう。

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野手の補強ポイントは?

ロッテ公式Twitterより引用

次に、野手をポジションごとに見ていきます。

捕手

ここまで、田村選手が全試合でスタメンマスクを被っており、打撃面では.241と捕手としてはそこそこの成績を残せています。

年齢も24とまだ若いですし、これからの成長も期待できます。

懸念点としては、控えの捕手がわずかに出場があるもののヒットが0で、田村選手に怪我などのもしもがあった時が未知数なところぐらいですね。

もし、ドラフトで捕るとしても、将来性が見込める高校生の下位での指名でいいでしょう。

内野手

内野のレギュラー4人の成績です。

  打数 本塁打 盗塁 打率
藤岡 裕大(25) 442 5 14 .249
中村 奨吾(26) 433 5 31 .284
鈴木 大地(29) 380 4 8 .255
井上 晴哉(29) 365 19 1 .288

去年までは壊滅状態だった内野が、今年は一気に改善されました。

他球団と比べても劣らない程度のレベルにはあるでしょう。

全員がまだ20代と若いので、数年はレギュラーに困らないと思いたいですが、今年ブレイクした選手が多いのでそこが不安ではあります。

こればかりは来年になってみないと分かりませんね。

控えは三木選手が打撃・守備ともに安定していますし、万が一の時は外野の平沢選手を内野に戻せるので安心でしょう。

二軍にも安田選手・香月選手と打撃のいい将来性のある若手がいるので、補強の必要性はあまりないと思います。

しかし、二軍の試合を見ると、二遊間のポジションが少し薄いとも感じるので、下位で補強して頭数を増やしておきたいです。

外野手

1軍で出場している主な外野手の成績です。

レギュラーを固定できていないため6人の成績をまとめました。

  打数 本塁打 盗塁 打率
荻野 貴司(32) 317 2 20 .287
角中 勝也(31) 308 5 3 .282
清田 育宏(32) 242 2 2 .231
平沢 大河(20) 197 1 4 .223
岡 大海(27) 123 0 6 .171
加藤 翔平(27) 110 0 7 .218

多く出場している3人が、全員30代と高齢化が進んでいます。

内野の選手たちの打数と比べると分かる通り、だれ一人としてレギュラーで出場し続けられていません。(角中選手と荻野選手は怪我でですが。)

この状況に危機感を覚えたのか、トレードで日ハムから岡選手を獲得しましたが、実績や今年の成績からしてもレギュラーには物足りませんよね。

2軍にも、来年以降期待できる若手は現状あまり見当たりません。

中継ぎと同じように即戦力・育成枠ともにドラフトで補強をしたいところですね。

若手有望株に左打者が多い?

ポジションに限らず、ロッテの若手野手は左に偏っているように感じたので、25歳以下の若手野手11人を集計してみたところ、

左打者7 右打者3 両打ち1

という結果になりました。

しかも、この右打者3人は田村・宗接・柿沼選手と全員捕手です。

個人の成績は左右関係ないのであまり気にしたくはないところですが、少し偏りすぎかなぁというところではありますよね。

こちらの記事で紹介している通り、野球界全体が左打者の増加傾向にあるので、しょうがないのかもしれません。

補強のポイントまとめ

全部のポジションの弱点と補強ポイントを振り返ったので、ドラ1で狙いたい選手をわかりやすくまとめます。

● 先発、リリーフに関わらず左ピッチャー

● 即戦力のリリーフピッチャー

● 外野手

● 右打ちの若い野手

補強ポイントを踏まえ、ドラフト一位を予想!

ここまで考察したロッテの補強ポイントを踏まえて、ドラフト1位指名が誰になるかランキング形式で予想していきたいと思います!

多少、私の願望が入ってしまうことはご容赦くださいw

1位候補 No.1 藤原 恭大(大阪桐蔭) 

まず、最有力候補として私が推したいのが、大阪桐蔭の藤原恭大選手です!

甲子園でも優勝チームの主力として、活躍していたので皆さん知っているでしょう。

甲子園では4番センターで出場し、3本のホームランを打つ活躍でチームを優勝に導きました。

この動画内で夏の甲子園で打った3本のホームランが見れますが、流して左方向、引っ張って右方向、バックスクリーンと3本とも違う方向に広角に長打を打てています。

特に2本目のホームランなんかは、見逃せばボールなんじゃないかというぐらい厳しい内角球ですよ。

投手からすると、どこに投げてもホームランにされそうで怖いでしょうね!

身長は181cm、体重は80kgとプロ野球選手にふさわしいガッチリとした体格をしていますね。

遠投100mを超える強肩に、50m走は5秒7を記録し、高校通算ホームランは32本塁打と3拍子揃った選手です。

同級生の根尾選手が二刀流で話題になっていますが、藤原選手もシートノックの返球の際に歓声が上がるほどの強肩で、遊び感覚でマウンドから投げてみたところ144キロを計測したそうですw

そして、握力は左右両方とも80キロを超えます!

恐るべき身体能力ですね・・・

将来的には、「トリプルスリー」を狙えるような逸材だと思います。

高校BIG3と言われている、根尾・小園選手もいいプレーヤーなのですが、ロッテは外野が不足しているという理由から選ばせてもらいました。

かなりの実力を持っている選手なので、高校生ですが3年以内に1軍の主力として活躍できると思います。

1位候補 No.2 甲斐野 央(東洋大)

次に、東洋大の甲斐野選手!

今年のドラフトで、3人ともドラフト1位候補のピッチャーとして話題になっている、東洋大3本柱の内のひとりです。

現在、彼はチームでリリーフを任されています。

これは、すこし前の動画のようなので、今騒がれているほど球速は出ていませんね。

それでも角度があっていいストレートを投げてますし、動画の一番最後で投げて空振り奪っている変化球はキレがあります。

身長は186cm、体重は83キロです。

身長にしては、やや体重が軽く、大学生にしては少し細身ですね。

彼の最大の魅力は、なんといっても火を噴くようなストレート!

最速は158キロを誇ります!

今年のドラフト候補の中では最速ではないですかね?

変化球はスライダー、カーブ、スプリット、ツーシームを操ります。

中でも、スプリットはスカウトが「プロでも打てない」とうなるほどで、変化球なのに140キロを超してきます。

大谷選手も140キロ超えのスプリットを武器にメジャーで活躍していますし、甲斐野選手にも相当期待が持てるのではないでしょうか。

こないだ行われた、高校日本代表対大学日本代表の試合では、1回を投げてストレートは158キロを記録し、大阪桐蔭の藤原・根尾選手を完璧に抑えました。

まぁ、高校生相手なので抑えて当たり前と言えば、当たり前ですがね。

選んだ理由としては、ロッテのリリーフがドラフト1位の枠を使ってでも、補強が必要なほどひどい状況になっているからです。

それに、ロッテにはあまりいない速球派のピッチャーですので、そこも欲しい理由ではありますよね。

DeNAの山崎選手のように、ルーキーイヤーからクローザーを任せてみても面白いかもしれません。

抽選が外れた時の外れ1位も予想!

私の予想では、ドラフト1位は藤原選手か甲斐野選手の2択という線が、濃厚なんではないかと見ています。

しかし、二人ともドラフト1位確実と言われている選手ですので、競合し抽選となる可能性が高いでしょう。

そこで、抽選で外れてしまった場合の、外れドラフト1位も予想していきたいと思います!

外れ1位候補 No.1 辰巳 涼介(立命館大) 

まず、外れ1位の候補筆頭にあげたいのが、立命館大の辰巳選手です。

身長180cm、体重70キロの細身の右投げ左打ちの外野手です。

藤原選手とタイプ的には同じ、身体能力が魅力の三拍子そろったプレーヤーです。

長打も打てますし、フルスイングでも4年間安定してヒットを量産できているアベレージ能力は魅力ですね。

大学のリーグ通算安打数は、現時点で104を記録しています。

関西学生野球連盟では100安打を超えたのは史上28人目で、最多はメジャーでも活躍した田口壮さんの持つ123安打です。

まだ、秋のリーグ戦が残っていますので、記録更新の可能性はあります。

この記録更新するとなれば、かなり期待を持てちゃいますね!

外れ一位候補の筆頭に選んだ理由としては、藤原選手と同じくロッテの外野が不足しているからですね。

即戦力という意味では、辰巳選手のほうがいいかもしれません。

外れ1位候補 No.2 野村 佑希(花咲徳栄)

次に、花咲徳栄の野村佑希選手!

他のブログやスポーツ誌などでは、ドラフト1位候補として出ていないこともあるので、野村選手を知らないという方も多いかもしれませんが、私はこの野村選手を隠れた目玉候補として見ています。

身長185cm、体重87キロで右投げ右打ちの選手です。

ポジションは投手、サード、ファースト、外野と、二刀流であり、多彩にいろいろなポジションを守っています。

投手としては最速146キロを誇りチームのエースで、打者としては高校通算58本塁打を誇り4番を打つスラッガーです。

今年の甲子園では投手としてはいまいち結果を残せませんでしたが、打撃では2試合で2本塁打を放つ活躍をしています。

ちなみに、昨年の夏の甲子園でも2年生ながら4番を任され、2本のホームランでチームを優勝に導いていました。

この経歴だけ見ても、なぜ高校日本代表に選ばれてないのか、ドラフト1位候補として騒がれてないのかが不思議でなりません。

打撃だけなら、高校BIG3の根尾・藤原・小園選手に匹敵もしくは上回る実力を持っていると思います。

ドラフトでは、去年の現ヤクルトの村上選手のようになるんじゃないかと、予想しています

テレビとかのメディアは直前まで名前もほとんど出さなかったのに、外れ指名に数球団が乗り出したり・・・

もしくは、単独1位指名にどこかの球団が乗り出す可能性もあるかも?

外れ指名候補に選んだ理由としては、ロッテの若手には少ない右打ちであること。

それと、不足している外野のポジションも守れることです。

左の安田選手・右の野村選手で1歳違いのスラッガーコンビ、なんてのも考えるとロッテに欲しくなりますね。

外れ1位候補 No.3 鈴木 翔天(富士大)

最後に富士大学の鈴木翔天選手です。

大学生ですし、ドラフトについてよく調べているという方でない限り、ご存知ではないと思います。

身長は185cm、体重は80キロ、左投手で最速149キロを誇る、大学生のドラフト候補です。

脱力感のあるやや変則的なフォームから投げる、ほとんどが140キロを超えるストレートもいいのですが、一番の魅力は変化球だと思います。

動画の2:55のスライダー、6:45のチェンジアップ、これはプロでも通用するレベルにあるのではないでしょうか。

左打者には外角のスライダー、右打者には外角のチェンジアップが大きな武器になりそうです。

ストレートも含め、すべてのボールのキレがよく多くの空振りを奪えるピッチャーですね。

この鈴木選手、メディアの間では「完全試合男」の異名があります。

異名の通り、3年生の時にリーグ戦で八戸工大を相手に完全試合を達成しています。

この完全試合は東北の大学リーグでは史上初だそうです!

しかも、27個のアウトの内の、15個のアウトを三振で奪っています

完全試合はフォアボールも出していないということなので、ストライク先行のコントロールのいい投球かつ、空振りも多く奪えたということですね。

外れ一位候補に選んだ理由としては、不足している左投手だからです。

それに、ロッテにはあまりいない空振りを奪える投手だからというのもありますね。

身長が高く、動画を見る限り、まだ体重を増やせそうですし、将来性もあると思います。

不安な点は怪我が多い点で、今年は左肘を故障して投げられなかった時期があり、2年生の時にも故障を経験しています。

この故障が変則的なフォームから来ているものだとしたら、少し不安が残りますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

外れ1位候補なんかは、私の主観が多く入ってしまっていて申し訳ないです。

スカウト会議でも「外野手が欲しい」とコメントを残していますし、1位指名は藤原選手で行く確率が高いと思います。

抽選で当てて、お目当ての選手を獲得してほしいのはもちろんですが、数年前までのドラフトのような即戦力中心ではなく、数年後を見据えたドラフトをして欲しいですね。

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