交流戦も終了してシーズンも中盤に差し掛かったところですがロッテは現時点で勝率は5割を超え順位は5位となっています。
昨年の2017年は貧打に泣いた年でしたが、今年は荻野選手が怪我をせずに1番を張っていてくれたり、新人の藤岡選手や現在は2軍落ちしていますが菅野選手らの働きもあり昨年と比べれば打線は上々なんではないかと思います。
今年からその打線の中心的存在となり欠かせない存在となっているのが中村奨吾選手です!
昨年終盤から、おっ!少し変わったかな?とは思っていましたが、今年はここまで全試合で3番セカンドの好守の核として期待通り、いや、それ以上の活躍を見せてくれています。
ドラフト一位でロッテに入団してから毎年打線のキーマンとして期待されてはいたが結果を残せずにいた中村選手がなぜ活躍することが出来たのか?
同世代で球界を代表する選手の山田哲人選手とのライバル関係なんかも紹介していきたいと思います!
中村奨吾選手のプロフィール
名前:中村 奨吾(なかむら しょうご)
生年月日:1992年5月28日
年齢:26歳
身長:180cm
体重:79㎏
出身地:兵庫県三木市
出身高校:天理高等学校
ポジション:内野手、外野手
ドラフト:2014年1位指名
年俸:3500万(2018年)
右投げ右打ち
180cmですから二遊間を守れる内野手としてはやや大きめの大型内野手と呼ばれる部類でしょうか。
年齢が26歳とまだ若いのでこれから数年ロッテの中心を担う存在として期待が持てますね!
プロ入り前までの経歴
野球を始めたのは小学2年生の時で「三田リトル」で始めたそうです。
高校は甲子園の常連で奈良県の強豪である「天理高等学校」に入学しました。1年生の頃からベンチ入りをしていたそうで、高校入学前からかなりの期待と実力を持っていたことがわかりますね!
2年生と3年生の時に3番打者として夏の甲子園に出場しています。3年生の時は1回戦で大阪の強豪校である履正社高校と対戦し、中村選手は1安打を放ち打点をあげるもチームは破れてしまいました。。。
この時に履正社高校を中心となり率いていたのが、現在ヤクルトの山田哲人選手です。
その後、山田哲人選手はドラフト1位で指名されプロの道へと進みますが、中村選手は進学することとなり東京六大学の早稲田大学に入学しました。
大学では1年の春からリーグ戦に出場して活躍し、3年の時には日米大学野球選手権大会の日本代表に選出され、試合ではホームランも放っています。
4年生になるとチームの主将を任され、日本代表では4番に座り活躍しました。
大学時代の通算成績は
82試合 321打席 94安打 46打点 11本塁打 18盗塁 打率.293
となっています。
2014年のドラフトでロッテから単独1位指名され入団を決めています。
プロ入り後の経歴
2015
開幕1軍を勝ち取り、3月29日に代走でプロ初出場しました。
4月30日には「1番サード」で先発出場すると、西武のルブラン投手からプロ初ホームランとなる「初回先頭打者本塁打」を放ちました!
このホームランは家のテレビで見ていたのですが今も覚えています!最初見た時は長打はそこまでの選手なのかな・・・と思っていたんですが、ライトポール際にフラフラと上がってライトフライかなぁと言う打球がそのままスタンドに入ってしまい私は驚いたんですが、伊東監督も同じように驚いた顔をしていたのが笑えましたw
7月中旬からはサードのレギュラーだった今江選手が故障したことから、サードでのスタメン起用がふえました。
守備ではセカンド・サード・ショート・レフト・センターと多くのポジションをこなし、けが人が出て開いたポジションを埋めるような形での起用が多かったです。
1軍 111試合 269打数 62安打 5本塁打 21打点 15四球 69三振 4盗塁 打率.230 出塁率.279 長打率.331
2軍 5試合 20打数 7安打 1本塁打 3打点 0四球 4三振 0盗塁 打率.350 出塁率.381 長打率.550
2016
9番セカンドで開幕スタメンを勝ち取り、序盤は好調を維持していたものの次第に好守で精細を欠き始め、6月と8月に2軍降格を味わう。
守備ではセカンドで32回、サードで50回スタメン起用されました。
シーズン終了後には有藤選手や今江選手がつけていた、「ミスターロッテ」の称号ともいえる背番号の「8」番を与えられました!
この当時は、大した結果もここまで残してないのに「8」を簡単にあたえなとの声が多かったですよね。。。
私もそう思っていましたが、それだけ球団は中村選手に期待していてたということでしょうね。
1軍 108試合 278打数 56安打 6本塁打 25打点 26四球 70三振 4盗塁 打率.201 出塁率.283 長打率.309
2軍 17試合 64打数 24安打 3本塁打 9打点 7四球 4三振 4盗塁 打率.375 出塁率.438 長打率.609
2017
昨年までショートのレギュラーだった鈴木大地選手がセカンドにコンバートすることになり、中村選手はショートのポジション争いに参加することになったのですが、開幕から全くと言っていいほど打てず、しかもショートの守備でも度重なるエラー。
チーム全体が絶不調だったこともあり、かなりのヘイトが中村選手に集まってました。馬鹿にする意味なのか「中村小5」なんて言われてもいましたねw
しかし、オールスター明けから調子を取り戻し、最終的には打率、本塁打、盗塁などほとんどの部分でキャリアハイを達成しました!
1軍 85試合 280打数 77安打 9本塁打 32打点 20四球 63三振 11盗塁 打率.275 出塁率.336 長打率.432
2軍 42試合 153打数 38安打 8本塁打 19打点 25四球 40三振 5盗塁 打率.248 出塁率.372 長打率.431
2018
伊東監督から井口監督に代わったことで、セカンドへのコンバートが言い渡され、開幕から「3番セカンド」に固定して起用されています。
1軍 62試合 240打数 71安打 3本塁打 31打点 25四球 37三振 17盗塁 打率.296 出塁率.381 長打率.400 (6月20日まで)
覚醒できた理由
中村選手が語るには福浦選手の二つのアドバイスが大きかったようです。
その二つとは、
『打ちに行くときに顎を引くことを意識して、顎が浮いてバットの出が悪くなるのを防ぐこと』
『タイミングを早めにとってゆっくり伸ばすことを意識すること』
だそうです。
そのアドバイスを実践したら上手くはまったようで、外角のボールになる変化球に手が出にくくなり、ポップフライも少なくなったそうです。
さすが、福浦先生・・・
応援歌がかっこいい!原曲は?
中村奨吾選手の応援歌ってかなり人気がありますよね!
他球団のファンの方々にも人気があり、耳について離れないとかいう声をよく聞きます。
リズムがいい応援歌ですよね!個人的にもロッテの応援歌の中で1番好きです!
そして、こちらが原曲の「よっしゃあ漢唄」
私はやらないのでよく知らないのですが、前田慶次のパチスロで流れる音楽ならしいですよ。
山田哲人選手との関係
山田選手とは同年代で同じ兵庫県の出身ということもあり、小学生のときから対戦経験があるそうです。
中学時代に所属していたチームも山田選手が所属していたチームと同じリーグだったこともあり、お互いに有力選手同士でライバルのような関係だったんでしょう。
前述したように高校最後の夏も山田選手率いる履正社高校に負けました。
中村選手は山田選手のことを「自分の中にはずっと山田がいた」と言っています。山田選手も「化け物だ、こいつには勝てない」と思ったのが中村選手らしいです。
二人ともプロに来て活躍しているのを見ると、このライバルの存在が互いに実力を高めていく原動力になったのかなぁーなんて思ってしまいます。
中村奨吾選手の打撃動画
こちらは先ほどにも紹介したプロ入り初本塁打の時の映像です。伊東監督の「入ったのか!お~w」みたいな顔にも注目ですw
こっちは2017年のホームラン集です。
スイングがとてもきれいですよね!バットが日本刀を振りぬくように「サッ!」っと、美しい・・・
まとめ
覚醒してからはロッテ打線に欠かせない存在になっている中村選手ですが、私はまだまだ中村選手はまだまだこの程度の成績で終わるはずはないと思っています!
山田選手が達成したトリプルスリーも達成できる可能性はあると思います。
さらにもう一段レベルアップして日本を代表する選手のようなプレーを期待したいですね。