ここ数年の間でロッテは世代交代が一気に進みましたよね。スタメンやベンチ入りしているメンバーを見ても、最近のドラフトで加入した人が他球団より多い気がします。
2010年の日本一になったときの主力メンバーで、今も活躍している選手と言ったら荻野貴、清田、福浦、唐川選手ぐらいですかね。
そんな若手が多い選手らをまとめチームの顔としても活躍しているのが鈴木大地選手ではないでしょうか。
鈴木選手は2016年、2017年と2年連続での全試合出場をしています。
今年はチームの方針でキャプテンを置いてはいませんが、2017年まで4年連続でキャプテンを務めていた鈴木選手が実質的なキャプテンと言っても過言ではないでしょう。
成績面だけでなくチームの精神面的にも欠かせない存在となっています。
今回はロッテの顔とも言える選手である鈴木大地選手のこれまでの成績や経歴なんかを紹介していきたいと思います。
鈴木選手のプロフィール
名前:鈴木 大地(すずき だいち)
生年月日:1989年8月18日
年齢:28歳
身長:175cm
体重:79kg
出身地:静岡県駿東郡小山町
出身高校:桐蔭学園高等学校
ポジション:内野手
ドラフト:2011年ドラフト3位
年俸:1億1000万(2018年)
右投げ左打ち
「鈴木大地」という名前ですがやはり鈴木選手が生まれる1年前に行われた、ソウルオリンピックの水泳で金メダルをとった「鈴木大地」さんに由来しているそうです。
子供のころは病院などで自分の名前を呼ばれると、周りの注目を集めてしまうことが嫌だったそうですが、今ではいい名前を貰ったと感謝しているそうです。
私も自分が名前を付けられるとしたら、有名人と全くの同姓同名というのはちょっと・・・と思ってしまいますね。。。
でも、鈴木選手が今こうやって活躍出来ているのは、このスター選手からとった名前の願掛けのおかげと考えると凄いですね!
プロ入り前までの経歴
小学生の時は北郷ファイターズ、中学生の時は静岡裾野シニアでプレーしていたそうです。
中学1年生の時までは外野手としてプレーしていたそうですが、2年生の時に遊撃手へとコンバートしたそうです。
高校は地元の静岡県を離れ、神奈川県の強豪校である桐蔭学園高等学校に入学します。
桐蔭学園には中学時代の同じチームのエースが誘われていたそうで、それについていく形で練習に志願して参加し、実力が認められ合格したそうです。
当時から行動力は目を見張るものがありますね!
桐蔭学園では1年生の夏からベンチ入りを果たします。
全国的には甲子園に出場することも多くはないため、あまり名が知れていないかもしれませんが桐蔭学園は強豪校ですよ!
その証拠にOBには巨人の高橋由伸監督、元西武・ロッテのG.G.佐藤選手、楽天の茂木栄五郎選手らがいます。
その高校で1年の時からベンチ入りできるということは、当時から抜きんでた実力を持っていたんでしょうね。
甲子園には1年夏は東海大相模、2年夏は横浜高校、3年夏は慶應義塾に県予選で負けて出場はできませんでした。ポジションはショートでの出場が多かったようです。
神奈川はチーム数が多いですし、甲子園で勝ち進んでもおかしくない実力を持ったチームがたくさんいますからねー。強豪校ともいえど甲子園への出場はなかなか難しいですね。。。
大学は東都大学リーグに所属する東洋大学に進学しました。
1年の春からリーグ戦に出場し、秋にはサードのレギュラーを獲得したそうです。
3年生になるとチームの4番に座り、日本代表にも選出されるようになりました。
4年生の時にはサードからショートへコンバートしました。あと、高いリーダーシップを買われ、チームの主将に就任なりました。ちなみに副主将はチームのエースだった藤岡貴裕選手です。
4年生の春と秋にショートのベストナインを獲得する活躍を見せ、4年間でリーグ優勝は5回とチームとしても素晴らしい成績を残しています。
ドラフトではロッテから3巡目で指名を受けて入団が決定します。
この時のロッテのドラフト1位は書くまでもないでしょうが藤岡貴裕選手です。同じチームから上位指名が2人っていうのは珍しいですよね!
契約金7千万円で年俸1300万円となりました。背番号は「35」です。
プロ入り後の経歴
2012年
開幕1軍は逃すも2軍では3割超えの成績を残して、6月には1軍昇格を果たしました。
1軍 62試合 135打数 37安打 0本塁打 11打点 13四球 23三振 0盗塁 打率.274 出塁率.340 長打率.326
2軍 39試合 150打数 47安打 1本塁打 12打点 11四球 16三振 1盗塁 打率.313 出塁率.364 長打率.387
2013年
開幕から代打やサード、セカンドで出場していましたが、4月の終盤にショートにコンバートすることになりました。
ショートのスタメンだった根元選手がセカンドへ、セカンドのスタメンだった井口選手がファーストを守ることに。
7月に35打席連続無安打を記録するも、シーズンが終わってみるとチームで唯一の全試合出場を記録し、ショートのベストナインも獲得しました。
シーズン終了後には前はメジャー挑戦した西岡選手がつけていた背番号「7」に変更することになりました。
1軍 144試合 481打数 127安打 5本塁打 50打点 38四球 66三振 2盗塁 打率.264 出塁率.330 長打率.383
2014年
この年から入団3年目にしてキャプテンに任命されます。3年目でキャプテンなんて普通はあり得ませんよ!よっぽど信頼が厚かったんでしょうね!
新外国人のクルーズがショートを守ったため序盤はセカンドで出場していましたが、後半戦からはクルーズ選手とチェンジする形でショートでの出場が増えました。
シーズン通して安定した成績を残して、2年連続の全試合出場を達成しました。
1軍 144試合 533打数 153安打 3本塁打 43打点 45四球 57三振 7盗塁 打率.287 出塁率.347 長打率.385
2015年
オープン戦から不調で開幕しても調子が上がらず、スタメン落ちも経験し2年間続けていた連続試合出場が途切れてしまいます。
1軍 142試合 487打数 128安打 6本塁打 50打点 47四球 58三振 1盗塁 打率.263 出塁率.330 長打率.366
2016年
開幕から好調を維持し全試合スタメン出場を達成し、自身2度目となるショートのベストナインも獲得しました。
年俸は2000万アップの1億円で契約し、1億円プレイヤーの仲間入りを果たしました!
1軍 143試合 501打数 143安打 6本塁打 61打点 50四球 56三振 3盗塁 打率.285 出塁率.356 長打率.389
2017年
ショートで平沢選手と中村選手を競わせるためや、肩や守備範囲がショート向きではないと伊東監督が考えたため、セカンドへのコンバートをすることになりました。
チーム全体が絶不調の中、春先から孤軍奮闘の活躍を見せていました。あのときのロッテ打線は鈴木選手さえ抑えればあとは怖くないみたいな感じでしたよねw
後半からは調子を落としてしまいプロ入り後最低の打率となってしまいましたが、ホームラン数は初めて二桁打つことに成功しました。
1軍 143試合 508打数 132安打 11本塁打 52打点 55四球 85三振 6盗塁 打率.260 出塁率.350 長打率.398
2018年
OP戦前からサードへのコンバートが決まり、ここまで全試合にサードのスタメンで出場しています。
1軍 69試合 233打数 61安打 2本塁打 17打点 23四球 27三振 5盗塁 打率.262 出塁率.348 長打率.391(6月29日まで)
FA取得はいつ?
鈴木選手が怪我などのアクシデントがなく1軍登録され続けた場合ですが、国内FA権の取得は2019年中となっています。
本人が試合に出場し続けて得た権利なのですが、チームにとっては大事な選手なので行使して移籍はしてほしくはないですね。。。
将来的にまたコンバートがあるかも
これは私の推測でしかないのですが、数年以内に鈴木選手はファーストか外野に転向するのではないのかと思っています。
なぜかというと、2017年のドラフト1位で将来のロッテの主砲となるであろう安田選手のポジションがサードだからですね。
安田選手は高校時代からサードをやっているのですが、プロに入ってからも2軍の試合はサードで出場し続けています。
球界全体でも若くて打てるサードが不足してる傾向にあるので、井口監督も外野ではなくサードで育てたいのではないかと勝手に思ってますw
昨年までに経験していたセカンドとショートは中村選手と藤岡選手が上手くはまってる感じがあるので戻ることはなさそうです。
なので、安田選手がスタメンで活躍できるようになったら、鈴木選手は外野転向!なんてのも可能性としては考えられますね。
鈴木選手の打撃映像
こちらは2017年の鈴木大地選手のホームラン集です。
長打を打つようなバッターといった感じではありませんが、意外とタイミングがあったときはパンチ力を発揮するんですよね!
まとめ
ロッテの野手で怪我をあまりせずに、常にスタメンで出続けている選手と言ったら鈴木選手しかいないでしょう。
成績的にはタイトルを争うようなものではないですが、鈴木選手のリーダーシップはチームへかなりの影響力を持っていると思います。
クルーズ選手やナバーロ選手がチームに来たばっかで馴染めるかという時に、鈴木選手が積極的に笑顔で話しかけているのを何度も見ています。
言葉が通じているのかはわかりませんが、それを見てやっぱロッテのキャプテンは鈴木選手だなぁと思いました。
FA権を獲得するのも近いですが、このままロッテで5年、10年とチームリーダーとしての活躍をロッテで見たいですね!