太陽が1日中沈まないで空に出ていることを、想像したことはありますか?
反対に太陽が沈んだまま1日中出てこないことは?
私は子供の時に外で遊んでいるとき、夕方になり門限の5時のチャイムが鳴ると、あーあーずっとお昼が続いていつまでも遊んでいられたらなーなんて思っていたものです(笑)
そんなこと実際にはありえないって思った方もいるでしょうが、世界の一部では最初に紹介した太陽がずっと出ている、はたまたずっと沈まないなんていう現象が起こっているのです。
今回はそんな奇妙な現象の白夜と極夜について解説していきたいと思います。
白夜とは
白夜とは昼も夜も1日中太陽が沈まない現象。読み方は(びゃくや)または(はくや)と読みます。
場所は北極圏や南極圏の付近で見られ、南半球では南極大陸。北半球では北欧の国、ロシア北部、カナダ北部、グリーンランド、アラスカなどがある。
白夜が起こる時期は、北半球が夏至の前後で南半球が冬至の前後に起こる。緯度が高いほど白夜が起こる時期は長くなり、20日程度のところもあれば、一般人が定住している最北端の町があるスヴァールバル諸島というところでは、およそ4か月にわたって続くそうです。
極夜とは
簡単に言って白夜の逆。現象1日中太陽が沈んだままのです。
場所は白夜と同じく、北極圏や南極圏で見られる。
極夜が起こる時期は、極夜の時とは逆になり北半球が冬至の前後で南半球が夏至の前後となる。
白夜・極夜が起こる理由
地球は1年間で太陽の周りを1周し(公転)、自らは地軸といわれる北極点と南極点を結ぶ回転軸を中心に毎日1回転(自転)しています。
地軸は約23.4度傾いているため、夏至と冬至を頂点に日照時間に差が出てきます。日照時間が多ければ夏、少なければ冬、というように地軸の傾きが日本でも季節を作っています。
この日照時間の差は日本の中でも違いがあり、日本の都道府県のなかでは北海道が一番多くなります。なぜなら緯度が高いからです。
緯度が高いほど大きくなる日照時間の差が、北極圏、南極圏になると白夜と極夜のようになるわけです。
わたしの文章力では伝わりにくいので、詳しく知りたい方はこちらの動画をどうぞ。
スヴァールバル諸島の生活
白夜とはのところで触れた、スヴァールバル諸島について少し紹介しようと思います。
スヴァールバル諸島はノルウェー領で 北欧諸国のずっと北にあり北緯78度に位置するそうです。とても高緯度なので、白夜と極夜がそれぞれ4か月ほど続きます。(考えられん・・・)
夏でも平均気温が4度~6度、冬だとマイナス12度~マイナス16度になるそうです。寒すぎ~
2000人ほどの人々が住んでいるそうですが、それを超える3000頭ほどのホッキョクグマがいるそうです。怖すぎ~
食料品などの物資ほとんど空輸だそうで、そのため物価が恐ろしく高い。500mlのコーラが450円するとか。高すぎ~
ちなみに空港があり、ビザがいらないそうなので、観光や移住してみたい方は行ってみたらどうでしょうかw
まとめ
白夜や極夜どちらも日本にいては考えられない現象ですね。
1日中、日が沈まない環境が自分にどんな影響をもたらすか気になります。
生きてるうちに1度は体験してみたいです。