野球の変化球「フォーク」と「スプリット」違いとは?大谷はどっち?

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いきなりですが、大谷選手のメジャーでの活躍はすさまじいですね!

1年目の今季は、後半戦は肘を故障しているため打者に専念していますが、前半戦は投手としても4勝をあげるなど、「二刀流」としてメジャーに大谷旋風を起こしました。

投手・大谷の魅力と言えば、まずは日本選手では最速となる165キロを記録したストレートですよね。

そのストレートにも、引けを取らない武器となっているのが、アメリカのメディアに「MLBで最もえげつない球」とまで言わせた「スプリット」でしょう。

途中までは、ストレート同じ軌道で向かってきて、打者がストレートだと思って打ちに行くと、下にストン!と急に落ちて、打者は空振りしてしまいます。

見ている方は、メジャーのパワーヒッター達から、いとも簡単に空振りを奪うので、気持ちがいいですよね!!

そこで疑問となるのが、大谷選手が日本にいた時は、「フォーク」は確かに投げていたけど、「スプリット」なんて使っていたっけ?ということです。

これ、疑問に思った方は多いのではないでしょうか?

フォークとスプリット、大谷選手の日本時代と現在の映像を比べても、違いは全然わからないですよね。

ということで今回は、野球の変化球の「フォーク」と「スプリット」に果たして違いはあるのか、なぜ名前が違うのか解説していきたいと思います。

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アメリカではフォークという球種がない

簡潔に書くと、アメリカでは「フォーク」という球種がありません。

日本でいう、「フォーク」も「スプリット」もまとめて、「スプリッター(splitter)」とひとつにまとめられています。

アメリカで、その球種がスプリッターと呼ばれる場合は、日本に伝わるときにスプリットと訳されます。

なので、大谷選手のメジャーでの試合の中継を見ると、同じ球でもアメリカの実況はスプリッターと呼ぶのに対し、日本人の実況や解説はスプリットと呼んでますよね。

英語の「スプリッター(splitter)」の日本語訳が「スプリット」と考えていいと思います。

スプリットとは、「スプリットフィンガー・ファストボール(split-finger fastball)」の略称です。

野球ゲームのパフプロでは、頭文字をとって「SFF」として出てきますよね!

英語でなんとなく名前がカッコいいからという理由で、いろんな選手に覚えさせた記憶がありますw

日本では速さで分けられる

日本では、フォークとスプリットは、スピードや握り方で分類されると言われています。

フォークボールの握り方は、人差し指と中指でボールを挟んでなげます。

ストレートを投げるときは、手首のスナップを使って、この2本の指の先で回転をかけますが、フォークは手首を固定してできるだけ回転をかけないようにして投げます。

この回転が少なければ少ないほど、ボールが大きく落ちます。

スプリットは、このフォークの握りからやや2本の指の間隔を狭くして投げるそうです。

指の間隔を狭くすることによって、フォークの握りよりもボールに回転がかかりやすくなり、球速もフォークより上がります。

回転が多くなってしまうと、ボールの落ちが小さくなってしまうから、あまりよくないんじゃ・・・

と思うかもしれませんが、たしかに落ちは小さくなりますが、球速も上がるので、ストレートとの見分けがより難しくなるそうです。

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メジャー挑戦した選手はスプリットに変わる

メジャーリーグでは、フォークという呼び方はしないと紹介しましたが、

では、日本ですでにフォークを投げていて、メジャーに移籍したピッチャーはどうなるのでしょうか。

調べてみたところ、日本でフォークとして投げていた投手がメジャーに行くと、日本のニュース記事などで変化球が紹介されるときにはスプリッドに変化していました。

なので、大谷選手のスプリットも、日本時代に投げていたフォークとなんら変わってないのですが、ただメジャーに移籍したことで呼び方が変わったのだと思います。

やっぱ最後は自己申告

正直、フォークとスプリット、握り方やスピードで一応は特徴がありますが、同じ球種と言っても過言ではないですね。

本人が、スプリットを投げていると自称すれば、フォークからスプリットに球種の名前を変えることもできるでしょう。

単に、日本では珍しくて、名前がカッコいいからという理由で、スプリットを自称する選手もいそうですねw

まとめ

スプリットとフォークに対した違いはなく、メジャーではスプリッター(スプリット)として同一に扱われるということが分かりましたね。

しかし、日本野球では、スプリットとフォークボールに明確ではありませんが、握り方やスピードで違う球種に分類されています。

ただ、明確な違いがないので、自己申告でどちらを投げているかは決まります。

また、日本でフォークとして投げていても、メジャーリーグに挑戦すると、スプリットに名前が変更されるというのは面白いですよね。

2018年シーズンからメジャーに挑戦した、大谷選手と平野選手もフォークからスプリットに改名されています。

球種の名前はどっちでも、メジャーの舞台でこのボールを武器に頑張ってほしいですね!

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