口呼吸の治し方には睡眠時のテープや舌の位置の矯正がカギ!

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息の吸い方や吐き方は意識して覚えることではないので、呼吸の仕方に関して深く考えることは少ないと思います。

口は本来は食べ物や飲み物を体内に取り入れたり、声を発するときに使うためのものなので、呼吸に使っているのは正しくなく、呼吸は鼻でのみ行われていなければなりません。

日頃から口を開けっ放しにしている癖があったり、口の中が乾燥することがよくあるという方は口呼吸になってしまっている可能性が高いです。

今から皆さん口を軽く閉じて鼻だけでの呼吸を意識してやってみてください。

鼻がつまっている場合などは抜きにして、途中で苦しくなって口を開けてしまったという方、口呼吸が癖になり本来の鼻での呼吸法ができなく退化してしまっています。

口呼吸には身体にさまざまなトラブルをもたらす危険性があります。

今回は口呼吸のデメリットや原因を紹介するとともに、口呼吸から鼻呼吸にする方法も紹介していきたいと思います。

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口呼吸になる原因

日本人のおよそ8割は口呼吸になってしまっているそうです。

本来の正しい呼吸法である鼻呼吸をできてる人が2割しかいないのは驚きですね。

世界と比べても、日本人の口呼吸の人の割合は多いほうだそうで、それには幼少期の育て方や環境などの違いが原因だそうです。

おしゃぶり離れが早すぎた

産まれてから期間の経ってない赤ちゃんはまだ胸郭が発達していないこともあり、腹式呼吸で鼻呼吸をするようになっているそうです。

おしゃぶりをしていると口呼吸はできませんので、おしゃぶりは口呼吸になるのを防ぐ効果があると言われています。

日本ではおしゃぶりを早く外そうとする風習があり平均して1歳ほどで外すようですが、欧米では3歳前後までおしゃぶりをつけさせているそうです。

アレルギーなどでの鼻詰まりから

花粉症などのアレルギーからくる鼻詰まりが原因で、口で呼吸する癖がついてしまうことがあります。

当たり前ですが、鼻が詰まってしまうと口での呼吸しかできなくなってしまいますよね。

この鼻詰まりが長く続いているとその癖がついてしまい、鼻が詰まっていないときでも口呼吸をするようになってしまいます。

肥満

肥満になると気道のある首周辺にも脂肪がついてしまい、気道が狭まり呼吸がしづらくなってしまいます。

そうなると鼻だけでの呼吸では難しくなり、口呼吸になってしまう原因となります。

歯並び悪かったり口の周りの筋肉が衰えている

歯並びが悪いことも口呼吸の原因となってしまいます。

とくに出っ歯などの口を閉じるという行為の邪魔になる場合は、口を常に開いておくことが癖になってしまい口呼吸になります。

口の筋肉の衰えも原因になります。

鼻呼吸ができている正常な人の舌を置いている位置は、先端が上顎につくようになっています。

口の筋肉が衰えていると舌が下がってしまい、そのせいで気道が狭くなり口が開き自然と口呼吸になります。

また、舌が歯を押すような位置にあると、歯を前に押し出して歯並びが悪化する悪循環に陥ってしまいます。

口呼吸をしていることでのデメリット

口呼吸になった原因を見ると、鼻呼吸がしづらい状態なのをうまく口で代用しているようにも思えますが、口呼吸をしていていいことは全くありません。

続けているとさまざまな健康被害などをもたらしてしまいます。

虫歯になりやすい

口呼吸をしていると口内が乾燥してしまい唾液の分泌量が減少します。

口内で分泌されている唾液には溶けた歯を修復する作用や、細菌の繁殖を抑えたり、細菌から歯を保護する作用もあります。

そのため、虫歯ができやすくなったり、歯周病の原因にもなります。

口臭がひどくなる

これも唾液の減少による細菌の繁殖が原因となります。

歯の間に挟まっている食べかすを増殖した細菌が分解すると、そこから口臭の元となる臭いが発せられてしまいます。

顔の形や歯並びが変形する

口呼吸を長い間続けていると、顔の形がゆがむ可能性があります。

喉と鼻の奥にある「アデノイド」というリンパ組織があるのですが、口呼吸をしているとアデノイドが肥大していきます。

アデノイドが肥大してしまった顔は面長になったり、下顎が後退して口が半開きで下唇がやや垂れ下がったような顔になります。

他にも鼻からの気道を狭めたり、歯並びや噛み合わせの悪化などにも繋がります。

風邪をひきやすい

前述したように、口は本来の呼吸器官ではありません。

なので、本来の呼吸器官である鼻には毛や粘膜など、外気に含まれているウイルスや細菌をブロックするフィルターがありますが、口は外気をダイレクトで取り入れてしまいます。

そのため、風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。

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口呼吸から鼻呼吸にするには

口呼吸の人の大半は小さなころからの癖がそのまま治らずに来てしまっているという場合が多いです。

なので、すぐ簡単に鼻呼吸に変えることは難しいです。

ですが、今から紹介する方法を実践していけば、徐々にですが口呼吸から鼻呼吸に治すことができるでしょう。

まずは鼻から吸って鼻から吐く意識付け

口呼吸が癖になっている人は無意識に口を開けてしまっている人が多いです。

口が開いていることに気づいたら閉じる意識付けをしましょう!

コツとしては唇を力を抜いた状態でくっつけ、上下の歯は少しの隙間を残して完全にはくっつけない、舌の先端は上顎にくっつける。

この3ポイントを意識してみましょう!

最初は違和感が凄いでしょうが、これが正しい状態です。

あいうべ体操

口呼吸を治すためには、口を常に閉じて舌を正しい位置にキープしていくための筋肉をつけることが有効です。

口呼吸を治せる口の体操で「あいうべ体操」というものがあるので紹介します。

.「あ」の口の形でできるだけ口を大きく開く

.「い」の口の形で首の筋が浮き出るぐらいまで

.「う」の口の形で前に口を突き出す

.「べー」と舌を顎の方に向かって外に出す

この一連の動作を30回繰り返してやってみましょう。

1日に2~3セットを目安に鏡などを見ながら行い、左右で動きが歪んでしまってないかとかを確認してやるといいと思います。

鼻詰まりの改善

アレルギーなどで鼻が詰まっていては、鼻呼吸をすることは不可能です。

病院に通うか、薬を飲むなどをして鼻詰まりを改善させましょう。

ドラッグストアでも売っている、鼻の穴に直接噴射して鼻詰まりを治してくれる鼻炎スプレーは即効性もあっておすすめです。

鼻詰まりを放置して口呼吸を続けていると、アレルギーが治っても口呼吸の癖がついて離れなくなることがあるので何らかの対策はしたほうがよいでしょう。

ガムを噛む

ガムを噛むのも口呼吸をしないようにするのに効果的です。

ガムを噛んでいれば口からの呼吸がしづらくなりますので、意識をしなくとも自然と鼻呼吸になることができます。

テレビを見ながらでも家事をしながらでも、これはできるので実践しやすいですね!

口にテープをして就寝

夜は意識がないので、口も開きやすい状態になり口呼吸になってしまう人が非常に多いです。

それを口にテープを貼って寝ることによって、口が開くのを防ぎ鼻呼吸を維持しようという少々強引な対策法です。

口呼吸防止テープなどという専門のテープも売ってますが、絆創膏や包帯を止めるテープなど肌に貼れるものであればなんでもいいと思いますよ。

肌が弱い方は肌が荒れてしまう可能性があるので注意しましょう。

まとめ

口呼吸なんてただの呼吸の仕方の問題、と思ってしまいますが実際はかなりのデメリットがあるということが分かったと思います。

口で呼吸をしているだけでこんなにもデメリットがあるなんて驚きですよね!

治そうと思ってもなかなか治らずイライラするかもしれませんが、私は上記に書いてあることを実践し鼻呼吸で常時過ごせるようになっています。

皆さんも根気強く実践し、ぜひ口呼吸から鼻呼吸に治してみてください。

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